給水装置工事主任技術者常駐
2020.09.14 更新
こんにちは!
子どものころ人の似顔絵を描くのが大好きで、
頼まれてもいないのに勝手に似顔絵を描いて、
本人から「似てない!」とよく怒られた者です。
描くのは好きですが、
うまいかヘタかは別の問題みたいですね^^
ということで、
本日はタイトルの通り、
について、
絵を交えながら解説してみたいと思います!
そもそも、
オートとフルオートって、
どんなもののオートとフルオート??
おっと(しゃれではありません)、
そうでしたね。
ここでいうオートとフルオートというのは、
壁貫通型給湯器の機能のお話です。
壁貫通型給湯器について詳しく書いた記事がありますので、
こちらも併せてお読みください^^
→ 【壁貫通型給湯器とは?】意外と知らない壁貫通型給湯器について、ガス機器のプロが徹底的に解説いたします!
それでは、
オートタイプの解説からご覧ください^^
給湯器のカタログや解説なんかを見ていると、
「オートタイプ」
っていう文字を目にします。
「オートタイプってもしかして、給湯器がウインウイン言いながらお湯を貯めてくれる機能のこと?」
もはや「その通りです」としか言えないくらい、その通りです。
それでは、絵と合わせてご覧ください!
オートタイプの「自動湯はりボタン」を押すと、
給湯器の内側で、通称「オートくん」が現れます。
ここでは設定湯量を160リットルとして説明します。
(おっと! お湯160リットル入りのバケツを持ってオートくんが現れました!)
「ん? 呼んだ? 設定湯量は160ね。 じゃー、浴槽に160リットル入れとくね。」
若干けだるそうにつぶやくと、
おもむろに踏み台に上り、
160リットルのお湯を浴槽に注ぎ始めました!
(お湯160リットルって、重さ160kgですよ笑)
オートくん、すっごい力だね・・・。
「ん? 力っていわれてもわかんないよ。オイラはただお湯を入れてるだけだからね。」
オイラ。
アニメ以外では聞いたことが無い単語のうちの一つです。
と、オートくんに感心していると、
湯はりの作業が終わったようです。
(作業完了! 状況にもよりますが、実際は湯はりに15分から30分程かかります。)
「へへ、どんなもんだい。」
どんなもんだい。
アニメ以外では聞いたこtg・・・繰り返しになるので割愛させていただきます。
このあと自動で追い焚きが始まり、
設定温度になれば音楽が流れてお湯はり完了のお知らせが始まります。
オートくん、おつかれさま!
ですがそのあと、
残り湯がある状態でもう一度「自動ボタン」を押すとこうなります。
(あれ? オートくん、また160リットル入れるの??)
「呼んだ? 設定湯量は160リットルね。じゃー、160リットル入れとくね。」
浴槽にお湯が入ってるのに、
160リットル入れちゃうの??
ねぇ、オートくん、聞いてる??
(あーあ、入れちまいやんの。)
ザッザーーーッ!!
ほらあふれたじゃん、言わんこっちゃない。
話聞いてくれればいいのに。
「えー? だって設定湯量160リットルってなってるからさー、しょーがねーじゃん」
たしかに、設定湯量は160リットルだったね。
160に160足せば、そりゃあふれるよね。
オートくん、失礼しました!
(帰りの足取りはとても軽やか♪ ササーッと帰宅します。)
ということで、
オートタイプは浴槽が空の状態で自動ボタンを押すと、
設定湯量分のお湯を浴槽に注水し、
最後に追い焚きをかけて完了してくれます。
ですが、
残り湯がある状態で自動ボタンを押すと、
そこにまた設定湯量分のお湯が注水されるので、
あふれてしまいます。
そこで、
オートタイプの使い方を箇条書きで紹介します。
①湯船を洗ってゴム栓をする。
②自動ボタンを押して湯はりをする。
③沸いたら入る。
④残り湯が減ったら「蛇口からお湯か水をだして」ちょうどいいところまで足す。
⑤「追い焚きボタン」をおして温度を回復させる。
以上です。
これがオートの使い方です。
これがオートの使い方、
(Korega・O-tono・Tukaikata)
通称「K・O・T(コット)」と呼ばれています(呼ばれてません)。
無駄話は置いといて、
次はフルオートの機能について、
説明します。
フルオートはですね、
日本語で「全自動」って意味なんですね~。
お読みいただき、
ありがとうございますm(__)m
って、まだ終わりではありません。
ということで、
こちらも絵と合わせてご覧ください!
フルオートタイプの「自動湯はりボタン」を押すと、
給湯器の内側で、通称「フルオートくん」が現れます。
ここでは設定水位を「2」として説明します。
(設定湯量じゃなくて、設定「水位」というところがミソです)
(おっと! ホースを持ったフルオートくんが現れました!)
「呼びました? お湯はりですね、お任せください! 水位はレベル2ですね、承知!!」
わお!
なんだかハキハキしてて頼りがいがありそうですね!
フルオートくん、お願いします!
(量をみながら慎重に注水します。鼻歌はもちろん、official髭男爵ismの「ルネッサンース♪」です。)
さすがフルオートくん、
状況を見ないでバケツで水を放り込むのとは大違いだね!
(といってるうちにレベル2まで注水完了! こちらも湯はりに15分から30分程かかります。)
「はい、貯まりましたよー!」
そのあとは追い焚き機能が働いて、
お風呂の準備、完了です!
フルオートくん、おつかれさま!
ですが、
ここからがフルオートくんの腕の見せどころです。
残り湯がある状態で
試しに自動ボタンを押してみると?
(再びホースを持ったフルオートくんが現れました。)
「呼びました? 設定水位はレベル2ですね! 承知!!」
あれれ??
承知って、注水始めちゃうの??
押しちゃったオレが悪いから、
次回からは気をつけよ。
ですが、
浴槽に近づいてきたフルオートくん、
異変に気付きます。
(浴槽をのぞき込むなり「なんだ、いっぱいじゃん。」)
浴槽をのぞき込んだフルオートくん、
すでにレベル2までたまっていることに気づいちゃったんですねー。
(その場合は水を足したりせずに、自動的に追い焚き機能に移ります。)
「水を足すとあふれるから、追い焚きだけしとこ。」
なんとフルオートくん、
これ以上足すと設定水位を超えることがわかっているので、
水を足さずに追い焚きだけしてお知らせしてくれました!
なんとすてきな平城京!
間違えて自動ボタンを押しても、
あふれることなくお風呂の準備をしてくれる。
これなら他の家事に集中できますね^^
フルオートは設定水位までお湯を戻してくれるので、
残り湯が少なかった場合、
足りない分のお湯を足してお知らせしてくれます。
浴槽の水を毎日変えるのであれば「オートタイプ」がおすすめです。
お湯を翌日も使用される方や、
オートタイプの使い方が複雑でわかりにくい方でしたら、
「フルオートタイプ」がおすすめです。
ちなみに、
壁貫通型給湯器は以下の3社にて製造されています。
・リンナイ
・ノーリツ
東京ガスは以前「ガスター」にて製造してましたが、
現在はリンナイが製造しています。
ということで、
残り湯がある状態で自動ボタンを押すとあふれるのが「オートタイプ」、
あふれないのが「フルオートタイプ」となります。
オートくんとフルオートくんが、
お忙しいところ来て実演してくたおかげで、
説明することができました。
二人とも、ありがとう!
それでは最後に、
ぼんちゃんにこの記事の感想を聞いてみたいと思います。
ぼんちゃん、どうだった?
あれま。
どうやら説明が長すぎて寝落ちしちゃったみたいです。
ということで、
オートとフルオートの違いについての解説でした^^
この記事がお役に立てば何よりです!
長々とお読みいただき、
ありがとうございますm(__)m
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