給水装置工事主任技術者常駐
2017.11.07 更新
こんにちは!
中学生のころまで、
「ジャムおじさん」を「ジャモウじさん」だと思っていた、
施工スタッフの赤城です!
友人に、
「ジャモウじさんのジャモウってなんなんだよな(笑」
と伝えると、
「おめーがなんなんだよ(笑」
と爆笑されたのは記憶に新しいところです。
さて、
今回は「シャワーホースの交換・お取り替え方法」
について書いてみます。
「シャワーホースって、自分で交換できるの??」
残念ながら、できるんですよ。
しかも、簡単に!
工具も1つあれば交換可能ですし、
握力がある人であれば工具を使わずに交換できます。
じゃー、
早速取り掛かってみましょう^^
現在お使いのシャワー付き水栓金具のメーカーについてですが、
有名どころですとこんな会社があります。
・TOTO
・三栄水栓(SANEI)
・KVK
・LIXIL(旧 INAX)
・カクダイ(KAKUDAI)
・YUKO(ジェイトップユーコー)
・FTT(ファインテック高橋)
輸入品を含めるとなかなかな種類にはなりますが、
ここでは国産メーカーを列挙してみました。
で、
ほとんどのご家庭に設置されている水栓金具は、
「TOTO、KVK、三栄水栓、KAKUDAI、LIXIL」
の5社のどれかにあてはまります。
シャワーホースを交換するとはいっても、
「どのメーカーのものを選んでいいのか?」
という壁にぶち当たります。
「ホースの見た目はこれがいいけど、これって取り付けられるのか?」
そうなんです。
ホースはどれも一緒に見えますが各メーカーごとに
「ホースをつなげる部分」
のネジのサイズが違っているので、
買ってきても交換できないこともよくあります。
そのため、
メーカー、水道屋さん、またはハウスメーカーに連絡し、
純正品のホースを取り寄せて交換してもらう方もいらっしゃいます。
ですが、
ホームセンターに売ってるホースで良さげなものを発見したら、
それに取り替えてみたくなりますよね?
その場合はネジ径をメーカーごとに変換する、
「変換アダプター」
という部品をご用意すればオッケーです。
交換するのに必要なものは、
・シャワーホース
・工具(モンキーレンチまたはウォーターポンププライヤー(通称カラス))
・必要であれば変換アダプター
・「後は野となれ山となれ」という力強いやる気
これさえあれば、
だれでも交換できます。
一度やれば次からはスムーズにできますので、
早速「プチ水道屋さん」に早変わりしてみましょう^^
まずは交換前のシャワーホースと水栓金具の写真です!
この水栓金具は自宅のです。
床や壁のカビは近々落とします。
このシャワーホースは、
「家の築年数」
と同じだけ使われてきただけあって、
ゴムの成分が硬くなり、
柔軟性を失ってます。
床に当たる部分は擦り切れ初め、
根元の部分には亀裂が。
根元の部分の写真がこちらです!
とうとう水が噴き出してきたので、
交換することにしました。
この水栓金具はTOTO製です。
まずは今付いているシャワーホースを外します。
根元の銀色の部分に工具をかけ、
ペットボトルのキャップを開ける方向に回します。
工具をかけて回すと、
明らかにネジがゆるんだ感触が手に伝わってきます。
ゆるんだら工具を置いて、
手でクルクルと回して外します。
ネジを外した写真がこちらです!
外れました。
水栓金具は真鍮(しんちゅう)という金属でできているので、
とても丈夫です。
水漏れが発生するのは、
内側のゴムパッキン類の劣化によるものです。
ゴムパッキンを全部新しくしてから、
徹底的に水栓金具を磨けば新品同様になります。
DIYがお好きな人はトライしてみてください。
はい、脱線しましたね。
話を戻します。
先ほど根元のネジをゆるめて外した、
シャワーホースの写真がこちらです!
ゴムが硬化してカチカチなので、
「だら~ん」とはなりませんね。
今までおつかれさまでした。
雨の日も風の火も雪の日も、
どんなときも快適にシャワーを浴びさせてくれたことへ、
家族一同厚く御礼申し上げます、シャワーホースに。
ということで、近くのホームセンターでゲットしてきた、
新品の「シャワーホース」の写真がこちらです!
三栄水栓(SANEI)のシャワーホースです。
シャワーヘッドまでセットされています。
それよりも、シャワーホースの中心で愛を叫ぶ、
通称「シャワ中」という、
なんともスレスレな呼び名が付いてそうな、
「ネジ変換アダプター」
が何種類もついているところが、
とってもありがたい!
これが複数付属しているってことは、
国内メーカーのほとんどの水栓金具に対応している、
ってことですからね。
中には特殊な型式のものもありますので、
国内メーカーのものにも対応しないこともあります。
ですが、非常にありがたい!
「シャワ中はどうでもいいけど、『変換アダプター』はどうやってつけるの?」
いい質問ですねー!
それではここで問題です。
「変換アダプター」
はシャワーホースと水栓金具、
どちらに先につけるでしょうか?
1番、シャワーホース側。
2番、水栓金具側。
さあどっち!
では1番の場合を考えてみましょう。
上の商品に付属している変換アダプターのどれかを選び、
シャワーホースにねじ込みます。
ねじ込んだ後に水栓金具にねじ込もうとすると・・・!?
あらら、サイズが合わなかったみたいですねー。
いま合わなかったアダプターを捨て、
別のアダプターをねじ込んで、
またまた水栓金具にねじ込もうとすると・・・!?
残念。
またサイズが合わなかったようですね。
という感じで外れ続けると、
最大で4回も同じくだりを楽しむことができます。
対して2番の場合。
変換アダプターを選んで水栓金具にねじ込もうとすると・・・!?
あれま、合いませんねー。
という具合に、
こちらも最大4回まで楽しめます。
が、
2番の方がとても楽に作業ができます。
それはなぜか?
変換アダプターだけをねじ込むか、
シャワーホースがくっ付いた変換アダプターをねじ込むか、
その違いがあるからです。
変換アダプターを先にねじ込んでおけば、
シャワーホースを後からネジネジするだけで、
簡単に接続することができます。
なので、正解は2番となります。
変換アダプターをねじ込む前の水栓金具の写真がこちらです!
こちらに合う変換アダプターを、
付属品のなかから選びます。
上の4つのなかなら、
適当に選んでねじ込みます。
あれま、簡単。
手でねじ込んでこれ以上回らなくなったら、
工具を使って約1/3~1/2回転ほど締めます。
余りにも強く締めすぎると、
パッキンがちぎれてしまい、
水漏れの原因となります。
なので、ほどほどに。
交換の仕方や手順などはウェブで確認しなくても、
「シャワーホースの箱の裏」に、
とってもわかりやすく書いてあります^^
シャワーホースの交換が完了した写真がこちらです!
わお!
いいシャワーホースですねー!
あと、
シャワーホースから亀裂が入って水が漏れた時に、
新品を買うのがもったいないからと、
修理して使おうとする人もいますが、
あまりおすすめしません。
ビニールテープをグルグル巻きにすれば、
そのときは何とかなります。
ですが、
またすぐに水が漏れてきます。
巻くだけで水漏れが直せるといわれている、
「自己融着テープ」
を購入して巻く人も中にはいらっしゃるかと思います。
が、
自己融着テープを買うのであれば差額の数百円をプラスし、
新品のシャワーホースを買うことをおすすめします。笑
ということで今回は、
「意外に簡単なシャワーヘッドの交換方法について」
書いてみました。
最後までお読みいただき、
本当にありがとうございますm(__)m
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