給水装置工事主任技術者常駐
2017.03.12 更新
こんにちは!
3年前までは履けたズボンが、
軒並み履けなくなっていた、
施工スタッフの赤城 隆史です!
食事がうめぇんだもの、
お許しくださいm(__)m
さて、当社にお問い合わせいただくお客様より、
「壁掛け給湯器の選び方がわからない」
「号数って、どんな違いがあるの?」
「エコジョーズに替えるとガス代が安くなるの?」
というご質問をよくいただきますので、
家庭用に限って答えさせていただきます^^
壁掛け給湯器とは、一般の住宅の外壁にくっついている、
箱型の給湯器のことをいいます。
別名「設置フリー」とも呼ばれるくらい、
どこにでも設置できるタイプの給湯器です。
大きく分けて、
「従来型」と「エコジョーズ」
の2種類に分けられます。
従来型給湯器というのは、
エコジョーズではない給湯器のことを指します。
従来型もエコジョーズもガスを燃やしてお湯を作ります。
従来型の場合、ガスを燃やして出たエネルギーのうち、
水をお湯に変えるために使われるエネルギーが、
だいたい85%前後です。
エコジョーズは従来型ではない給湯器のことを指します。
エコジョーズはガスを燃やして出たエネルギーのうち、
水をお湯に変えるために使われるエネルギーが、
なんと95%以上となります!
これは、従来型では9分間燃焼させたときに使うガスの量で、
エコジョーズであれば約10分間使える、
という計算になります。
かなり大雑把な計算ですが、使えば使うほど、
エコジョーズと従来型のガス代の差額は開いていきます。
しかし、エコジョーズの方が燃焼効率がいいので、
その分シャワーの勢いも同じ時期で比較すると、若干上がります。
シャワーの勢いがあがると、そのぶん使う湯量が増えます。
湯量が増えればそのぶん水道代もガス代もかかりますので、
結局は従来型とそこまで変わりません。
ただ、自動で湯が貯まる時間が早くなったり、
シャワーの勢いがアップすればそのぶん快適さがますので、
結果、満足につながります。
それが、「エコジョーズ効果」です。
従来型給湯器であれば、
戸建て、アパート、そしてマンションなど、
場所を選ばないでくっつけることができます。
(むき出しでの設置としまい込まれて設置されている場合、種類は若干異なります。)
・リンナイ
・ノーリツ
・パーパス
・長府
・日立ハウステック
などのメーカーが作ってます。
壁掛け給湯器には以下の号数のラインナップがあります。
10号、16号、20号、24号
16号、20号、24号
号数っていうのはですねー、
「1分間に〇リットルの水を+25℃にできる」
という能力です。
16号でしたら「16リットル」
24号でしたら「24リットル」
号数が上がればそのぶんシャワーの湯量もアップします^^
その建物の水圧が高ければ号数を上げれば上げるほど、
思い描いた効果が得られます。
ですが、建物の水圧が弱い場合、
号数を上げてもシャワーの湯量は変わりません。
そのあたりの判断は、
お見積りの際に調査いたします^^
「フルオートタイプ」はなんといっても、
「すべてが指先ひとつで片付く」という、
鬼のような使いやすさが特徴です。
ボタン一つで「設定した『水位』」まで溜めてくれます。
しかも、少し使って水が減ってしまっても、
もう一度自動ボタンを押すと、
またまた「設定した『水位』」まで戻してくれます。
しかも温度も設定した温度以上にはならないので、
「沸かしすぎる」ということがありません!
バランス釜で追い焚きをかけたまま寝てしまい、
「気が付くと湯船が沸騰している・・・、」
「お湯を張るときに忘れてしまい、2時間も水を出しっぱなしにしていた・・・」
なんて事態とはおさらばです^^
フルオートはおっちょこちょいな人には最適です!
「オートタイプ」は、
「『ほとんど』が、指先一つで片付く」という便利さが特徴です。
シャワーもちゃんと出ますし、
追い焚きだって設定した温度以上にはわかしません!
では、なにがちがうんでしょうか?
それは、自動湯はりの動作の違いなのです。
オートタイプの特徴として、
ボタン一つで「設定した『水量』」を浴槽へ流し込んでくれます。
しかし、少し使って水が減ってしまった状態で、
もう一度自動ボタンを押してしますと・・・!?
空っぽの状態と同じく、
「設定した『水量』」を湯船に流し込んでしまうため、
湯船から「豪快」にお湯が溢れてしまいます。
「じゃー、お湯を増やすにはどうしたらいいの??」
ここからは「オートタイプ」の正しい使い方の説明です。
湯が残ってる状態で自動湯はりをするとあふれてしまう。
そのため、湯船に湯が溜まってる間は、
「自動湯はりを使わずに湯を増やす」
のが正解です。
そのやり方はいたって簡単。
蛇口をひねって湯船に湯を足し、
丁度いいところまで来たら蛇口を止めて、
追い焚きをかけるだけです。
以上が、「オート」と「フルオート」の違いです。
たしかにその通りです。
メーカーの推奨している使用期間は、
設置より10年間といわれています。
ですが、気づけば10年以上使えてしまうこともざらです。
しかし、10年以上経過した給湯器が原因でのガス事故なども、
実は発生しています。
交換するタイミングは、
壊れてからでは遅い場合もあります。
給湯器を10年以上使っていて、
「突然火が点かなくなった」
「お湯の温度が安定しなくなってきた」
などの症状がでてきましたら、
そのへんが取り替え時と思っていただいて間違いありません。
工事時間の目安ですが、
設置されている状況により大きく変化します。
作業しやすい状況であれば約2時間ちょっと。
高い位置に付いていたり、狭い場所に設置されている場合など、
交換するのに5時間以上かかってしまうときもあります・・・。
大体の場合は3時間前後を見ていただければ、
交換から試運転までできます。
ガスホースの交換です。
ガス栓からガス給湯器の間にガスホースが使用されている場合、
これは必ず交換しなければいけません。
都市ガスでも、プロパンでも、
金属フレキ管でも、強化ガスホースでも。
しかし、「フレキガス栓」と呼ばれる「機器接続ガス栓」に関しては、
それ自体がガス栓となっているため、交換の必要はありません。
それ以外では電気的な専門知識と、
水道法に適した工事をすることです。
すみません、ついつい長くなってしまいましたね。
給湯器や電気・ガス・水道の話になると、
「もういいよ!」っていわれるまで話し続けちゃうんです(^^;
いやー、楽しかった(笑)
ということで、
次回は「壁埋め込み型の給湯器」について、
熱く語らせていただきます!
これを読んで、
あなたもガスマニアになってください^^
お読みいただき、
本当にありがとうございますm(__)m
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