給水装置工事主任技術者常駐
2023.02.25 更新
こんにちは!
今日は施工スタッフ赤城隆史が、
大好きな「分解と組立」について書いてみたいと思います。
小学校低学年の時、
家にあったラジカセなどのネジを外して分解し、
元に戻せなくなってよく怒られてました。
なんで分解するかって?
そこにネジがあるからです。
そこに山があるから的な名言ぽくなってしまいましたが、
なぜ分解するかというと、
「なぜこれはこういう風に動くのか?」
という疑問が浮かび、
その中身に対しとっても興味が出てくるからです。
・なんでこれは音が鳴るんだろう?
・なんでここから人の声が聞こえるんだろう?
・なんでツマミを回すと音が大きくなったり小さくなったりするんだろう?
・なんで電池を入れてボタンを押すとランプがつくんだろう?
・なんでネジを外すとくっついてた部品が離れるんだろう?
そこには「山のような好奇心」が湧き上がってので、
しょっちゅう家にあるものを分解してバラバラにしてました。
家にあるものを分解すると怒られるので、
資源ごみのところに捨ててあった
時計、掃除機、CDラジカセその他を持って帰ってきては分解し、
翌週捨ててまた別のをみたいにやってました。
色んなもの分解することにより、
「へー、こんな少ない部品の組み合わせでできてるのかー。」など、
おかげで色々な発見ができました。
当時はまわりに分解大好き人間が多かったので、
小学6年生になってもそれは変わらず、
「おれ、昨日テレビを分解したぜ!」
「おれは弟のチャリンコを分解した!」
「昨日スーファミ(スーパーファミコン)を分解した!」
「おれは家に置いてあった写ルンですを分解してたら、急に「バンッ!」とかいって火花が散った!」
そんな話で盛り上がってました。
もちろん元に戻せた者は数少なく、
親からの大目玉を皆一様に喰らってました。
分解組立を繰り返していくうちに、
中には回路の本を読んで半田ごてを使い、
「自分でラジオを作った!」
なんてヤツまで出てきました。
「部品はどこで買ったの?」
と聞くと、
これまでに分解した物から部品を外して寄せ集め、
それを組み合わせて作ったとのことです。
そんな小学6年生もいました。
小学生、恐るべし。
そんなとっても楽しい経験が、
今の仕事にバッチリとつながっています。
工事ってほとんどが分解組立みたいなもんなので、
めちゃめちゃ生かせているようです。
今は物を分解をする子どもがとっても少ないらしいです。
資源ごみを持っていくことさえ今はダメです。
自治会の役員さんに
「分解したいのでこのラジオを持って行ってもいいですか?」
って子どもが直接言えば、
おそらく「もちろん!」って快くオッケーしてくれるとは思いますけどね^^
物を分解して組み立てなおすことによって、
物の構造や成り立ちを理解しやすくなりますし、
物事を順序立てて考えられるようになります。
不具合のある物や企画があった場合、
一番初めの部品や草案のレベルにまでさかのぼり、
問題個所を発見する力もついてきます。
はじめのうちは分解した後、
ネジとかバネとか余っちゃってもいいんです。
その余ったバネやネジがどこについていたのか、
また分解して発見すればいいだけなので。
それもまた経験です^^
「そんなこと時間の無駄」
と切り捨てる人もいるかもしれませんが、
子どもがそれに集中して楽しめているのであれば、
ゲームや動画を日がな一日ボケーっと眺めて時間をつぶしているよりも、
よっぽどその子の役に立ちますよ^^
分解グセが役に立った例
分解するためのドライバーセットなどの工具は、
特殊なものでなければ100円ショップでも手に入ります。
資源ごみがどうしても手に入らないのであれば、
リサイクルショップのジャンクコーナーで壊れた機械を買ってくればいいんです。
500円もだせば立派なジャンク(ゴミ)が買えます。
参考までに、
施工スタッフが小物を分解する時に使用している
ドライバーセットを紹介します。
(100円ショップで購入した精密ドライバーセット)
(Amazonで3桁で購入した38本入りのドライバーセット)
(いろんなネジに対応しているのでこれ一つでかなり助かります)
気になる分解するものですが、
遊ばなくなった捨てちゃうおもちゃを分解するでもいいですし、
今後に差し支えないものであればなんでもいいんです。
分解するものが揃ったら、
ケガをしそうな危ない時に注意をするだけで、
あとは楽しんでる様子を静かに見守ってあげて下さい^^
ケガを防ぐために、
フェイスシールドや軍手などの保護具を使うのも効果的です。
ですが一番のケガの予防方法は、
「力を入れ過ぎない」
ただその一点です。
物を外す時に力を入れ過ぎると、
突然外れた時にその反動を思いっきり喰らいます。
例えば電柱に細めのヒモを巻き付けてそのヒモを両手で全体重をかけて後ろに引っ張ると、
ブチっと切れた時に勢いあまって身体が後ろに吹っ飛びますよね?
それが反動です。
小さい時には物が分かっていなかったので、
その反動で机の上に置いてある筆箱を吹っ飛ばしたり、
自分の鼻にパンチを食らわせてしまったり、
指を強めに挟んでチマメができたりと色々ありました。
それも含めて経験なので悪いことではないんですけどね^^
なので、
分解組立を行う時には、
絶対に力を入れ過ぎないでください。
【ここで補足】
分解して組み立てしたものは、
ちゃんと組み立てられていないものと考えて、
コンセントにつなげたり電池を入れたるするのは、
絶対におやめください。
火災が発生する恐れがあります。
練習用に捨てるものを分解することをおすすめしているのは、
分解組立後にそのまま捨てることを前提にしており、
再使用することは考えていないからです。
分解組立を行わせる場合は自己責任にてお願いします。
ちなみにですが、
小学校高学年であればドライバーを使わせても問題ありませんが、
未就学児の場合は金属製の工具は危ないので使わせない方が無難です。
なんかいいのないかなーと探してみたところ、
こんなのがありました。
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(詳しい説明はリンク先に書かれています)
これならケガもしないし楽しく遊べるので、
小学校入学前後から普通のドライバーを安全に使えるようになりそうです♪
分解組立をとおして、
すこしでも新しい発見をしていただれば幸いです^^
ということで今回は、
施工スタッフが大好きな分解組立について、
施工スタッフからの視点で書かせていただきました^^
長々とお読みいただき、
ありがとうございますm(__)m