• 水道の水漏れの直し方って、プロじゃないと難しいんじゃない? ~水道の国家資格保有者が徹底的に解説いたします!~

    2016.05.13 更新

    こんにちは!

     

    物心ついた時から冬になると唇が乾燥してバリバリになるため、

     

    水戸黄門のような笑い方になってしまう者です!

     

    もちろん、冬季限定です。

     

     

     

     

    さて今回は、

    水道の水漏れの直し方について書いてみます。

     

     

    水道の水漏れって、

    ご自分では直せないと思っていませんか?

     

     

    【ちょっと間違えたら水が止まらなくなりそうじゃん・・・】

     

    【もっと酷くなったらどうしようもないじゃん・・・】

     

    【かといって、ほっといても直らないじゃん・・・】

     

    【ヘタに手を出して水が噴き出したら困っちゃうじゃん・・・】

     

     

    ※ちなみに、「じゃん」というのは神奈川弁と言われておりますが、

    横浜弁というほうが正しいような気がします。

     


     

     

    <例>

     

    標準語

    「そっちの方に置いておけばいいでしょ。」

     

    横浜弁

    「そっち河岸(かし)に放っぽっときゃーいーじゃんかよー!」

     

     

    主に60代以上の方が使っているのをよく聞きます。

     


     

     

    話を戻します。

     

     

    写真を例に説明していきます。

     

     

    こちらの写真は、

    「サーモスタット付きシャワー混合水栓金具」です。

     

     

     

    水道の水漏れの直し方その1

     

     

     

     

    名前が複雑すぎて、

    生まれて初めて

     

    「モロヘイヤ」

     

    という単語を耳にしたときと同じ表情をしている方もいらっしゃることでしょう。

     

     

    こちらの「モロヘイヤ」・・・おっと、

     

     

    間違えました、正しくは「水栓金具」ですが、

     

    シャワーからの水漏れではなく、

     

     

    水栓金具の裏側の接続部分から水漏れが発生しているようです。

     

     

     

     

    アップの写真がこちらです。

     

     

     

     

     

     

    水道の水漏れの直し方その2

     

     

     

     

     

    写真の奥っ河岸(奥側)の、

     

    グレーのカバーがかかっているところが見えますでしょうか?

     

     

     

    そこの手前の接続部分から、

     

    ポタポタと水漏れが起こっていました。

     

     

     

     

     

    ここからの水漏れが起こる原因は、

     

    パッキンの劣化、

     

    もしくは水栓金具自体の

     

    破損の二つの原因が考えられます。

     

     

     

     

    水栓金具が破損していたら全取替ですが、

     

    今回はパッキンの劣化が原因のため、

     

    パッキンだけの交換で直ります。

     

     

     

     

    では、

     

    早速交換してみましょう!

     

     

     

    まずは、

     

    水を止めないといけません。

     

     

     

    止めなくてもできますが、

     

    噴水のように水が噴き出すので、

     

    こちらは夏季限定とさせていただきます。(嘘)

     

     

     

    必ず水を止めましょう。

     

     

     

     

    一般のご家庭では、

    ほとんどが家のおおもとの止水栓をひねれば水を止めることができます。

     

     

     

     

    こちらは施設のため、

     

    水栓金具自体に止水栓が付いているタイプでしたので、

     

    こちらを回して止めます。

     

     

     

    止水栓の写真です。

     

     

     

     

     

    水道の水漏れの直し方その3

     

     

     

     

     

    写真の中心辺りに見える、

     

    縦線が刻まれた部分を

     

    「右」に回すと水が止まります。

     

     

     

    回すためにはマイナスドライバーが必要です。

     

     

     

     

    こちらがマイナスドライバーです。

     

     

     

    水道の水漏れの直し方その4

     

     

     

     

     

     

    「私はこれで、お水を止めました。」

     

     

    どこぞやの禁煙パイポのCMで聞いたことがあるようなないような。

     

     

     

     

    お水を止めたら次は接続部分のナットを回します。

     

     

    (※ナットはまた後で登場しますので、お待ちください。)

     

     

     

     

     

    ナットを回す工具は

     

     

    「モンキーレンチ」

     

     

    というものを使います。

     

     

     

     

    こちらがモンキーレンチです。

     

     

     

    水道の水漏れの直し方その5

     

     

     

     

     

    モンキーレンチもマイナスドライバーも、

     

    どちらも100円ショップで入手可能です。

     

     

     

     

    一度しか使わないのであれば、

     

    100均工具で充分です。

     

     

     

     

    モンキーレンチを使って、

     

    ナットを回し、水栓金具を外します。

     

     

     

     

     

    こちらが水栓金具を外した後の写真です。

     

     

     

     

     

    水道の水漏れの直し方その6

     

     

     

     

     

     

    そしてこちらがナットとパッキンの拡大写真です。

     

     

     

     

    水道の水漏れの直し方その7

     

     

     

     

     

     

    黒い輪っか状のものがパッキンです。

     

    (通称・ブラックドーナツ)

     

     

     

    ホームセンターで購入される際は、

     

     

    「すいません、ブラックドーナツください」

     

     

    と言ってみてください、

     

     

    「はい? それはどういったものでしょう?」

     

     

     

    と10中8,9聞き返されることでしょう。

     

     

     

     

     

    それは冗談として、

     

    このパッキンには種類がありますので、

     

    お使いの水栓金具のメーカーや型番をチェックし、

     

    交換する場所の写メを撮影し、

     

    必ず適したものをご購入下さい。

     

     

     

     

    そしたらお次、

     

    噂のブラックドーナツ・・・失礼、

     

    パッキンを外します。

     

     

     

     

    外したパッキンと、新しいパッキンを見比べてみましょう。

     

    (左が古いパッキン、右が新しいパッキン)

     

     

     

     

     

    水道の水漏れの直し方その8

     

     

     

     

     

     

     

    うわー、

    きったね~手・・・。

     

     

    そうなんです。

    パッキンは長期間水や湯にさらされると、

    ボロボロに分解されていくので、

    触ると手が真っ黒になります。

     

     

    そして、

    このパッキンですが、

    中心の穴の直径が違うのがわかりますでしょうか?

     

     

     

    右が新しいTOTO純正品のパッキン。

     

    左が古いどこかの会社のパッキン。

     

     

     

    メーカー推奨サイズのパッキンが使用されておりませんでした。

     

     

     

    それ以外のパッキンでも水は止まりますし、

     

    問題はそこまではありません。

     

     

     

    しかし、

     

    推奨品以外の場合、

     

    パッキンへかかる負荷が大きいため、

     

    パッキン自体の寿命が短くなります。

     

     

     

    そのため、

     

    早い段階で漏水するなど、

     

    ちっちゃなメンテが必要になることもあります。

     

     

     

    全部が全部ではないので、

    そこまで気にすることはありません。

     

     

    水が漏れたら直せばいいだけの話ですから。

     

     

     

    パッキンを適正なものに交換し、

     

    止水栓をゆっくりと開き、

     

    水漏れの有無を確認し、

     

    OKであれば作業完了です!!

     

     

     

     

     

    元通りに戻して完成です!

     

     

     

     

     

    水道の水漏れの直し方その9

     

     

     

     

     

    水漏れは軽微なものであれば、

     

    ご自分でも簡単に直すことができます。

     

     

     

    水栓金具の交換も、

     

    器用な方であればご自分でできます。

     

     

     

    宅内の鉄管配管の腐食による水漏れは、

     

    専用工具やその配管に合った部材が必要になるため、

     

    難易度が増します。

     

     

     

    そんな感じで、

     

    本日は水栓金具自体の接続部分の水漏れの直し方の紹介でした。

     

     

     

     

    お読みいただき、

    本当にありがとうございますm(__)m

     

     

     

     

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