給水装置工事主任技術者常駐
2018.01.29 更新
こんにちは!
7歳のころ、
自販機で買ったジョルトコーラを、
キンキンに冷やそうとして冷凍庫に入れました。
半日くらいたったころにプルタブを開けたところ、
勢いよく中身が吹き出してしまいほとんど飲めなかった、
施工スタッフの赤城隆史です!
「ジョルトコーラ」って、
時代を感じますね^^
「タブクリア」
という色の付いてないコーラも懐かしいですね^^
さて、
最近、とんでもなく寒い日が続いてますね!
寒い日が続くと発生するのが、
です。
破裂と言っても、
爆発のようにパーンと爆(は)ぜるのではなく、
水道管にヒビが入ってしまう症状です。
最近は朝方の気温がマイナス7℃とかなので、
池の水もパキパキに凍ってしまいます。
(Siriかよ。それに、この流れだと当たり前の質問だろ。)
冗談はさておき、
小学校の理科の実験を思い出してみてください。
水を凍らすと体積が増えます。
ここでいう体積が増えるというのは、
「同じ重さでも見かけの大きさが大きくなりますよー!」
ってことです。
試しにプラスチックの容器に水を入れて、
ピッと目印を付けてから冷凍庫に入れて凍らせてみてください。
若干増えてますから。
一言でいうと、
それと同じ現象が、
水道管の中でも置きます。
夜から朝にかけて冷え切った水道管の中で、
凍結により水が氷に変わります。
氷に変わると水道管の内側から外に出ようとする、
けっこう強めの圧力が内部で発生します。
蛇口をひねって水を出していない時は、
圧力の逃げ場はありません。
そのため、
凍結による内側からの圧力により、
水道管にヒビが入ります。
この状態を「水道管の破裂」といいます。
水道管の破裂はヒビが入るものだけではありません。
水道管の接続部分が、
圧力によって引っこ抜かれてしまうこともあります。
両手で招き猫のポーズをしてみてください。
開いた手の指だけフワッと曲げるあのポーズです。
手の形はそのままで、
右手と左手の指を胸の前で組みます。
組んだらそれを左右に引っ張ってみてください。
外れませんよね?
水道管の継ぎ目には、
それが外れちゃうような力が加わる、
そんなイメージです。
あ、言い忘れましたが、
このポーズは人のいないところでやってくださいね。
「あの人、スマホの前で急に猫のポーズをしだしたわよ」
「あらやだ、こわいわねー。お熱でもあるのかしら?」
なんて、かかってもいないインフルの疑いをかけられても困りますからね。
話を戻します。
内部の圧力によって引っこ抜かれてしまった継ぎ目は、
ネジ山が壊れてしまっているので、
またつなげばイケル、なんてことは不可能です。
やってもまたすぐに漏れます。
そのため、
凍結により破裂した水道管は、
丸ごと取り替える以外の方法はありません。
丸ごとといっても、
家全体ではありません。
あくまでも破裂した部分の水道管の話です。
目に見えるところでの破裂の場合、
ホームセンターの水道コーナーに、
「自己融着テープ」
という画期的な漏水止めのテープが売ってます。
その説明書をよく読んで使えば、
ご自身でも簡単に補修できることもあります。
水道管の凍結による破裂は、
破裂した直後は気が付かないと思います。
破裂したところで水は凍ってますから、
噴き出すこともありません。
氷が解けてきたころに、
ようやく噴き出し始めます。
ところが、これが厄介なんです。
氷が溶けるのって、
あったかくなってからですよね?
この時期にあったかくなるのは、
日かげであればお昼過ぎくらいですね。
お昼過ぎといえば、
仕事や買い物に出かけている時間帯です。
なので、夕方帰宅すると、
外の水道管からシューシューと水が漏れている、
なんてことにもなりかねません。
水道管の凍結による破裂は、
古くなった水道管にとどめを刺すこともあります。
こちらの写真をご覧ください!
これは保温材を撮った後の写真ですが、
この水道管は腐食した部分が凍結により破裂してしまいました。
水道管自体も結構サビてます。
水道管についている茶色の汚れはサビです。
白いのは電蝕(電気による腐食)です。
簡単に説明すると、
土の中には微弱の電流が流れていますので、
それが原因で鉄などを腐食させます。
今回は腐食しきってサビてしまったところが、
凍結により破裂しました。
凍結により刺された「とどめ」。
その衝撃の写真がこちらです!
ポッコーーン!
こん平でーす!
いやいや、
この穴、小指の先が余裕で入る大きさです。
これは相当です。
こんなに大きな穴が開いてしまった水道管、
破裂が判明しご連絡いただいたのが、
夕方の15時過ぎなんです。
破裂は時間差で来ますので、要注意です!
水道管破裂の修理料金は、
穴を掘ったり壁を壊したりといった作業が無ければ、
使用する部材にもよりますが、大体2万円からとなります。
地面を掘っての作業や、
土間はつり(コンクリートを壊す)作業を伴う場合、
コンクリート補修などの別途費用が発生します。
急な出費になることは間違いありません。
では、どうしたら水道管の凍結や破裂を防ぐことができるのでしょうか?
まずは水道管の保温です。
水道屋さんが水道工事を行うと、
屋外の水道配管には必ず保温材が巻かれます。
凍結が心配される寒冷地などは、
「切り口がバウムクーヘン」に見えるくらいの、
分厚い保温材が巻かれています。
保温されていても破裂する時は破裂します。
なんてったって原因が「天変地異」ですからね。
自然が相手じゃしかたありません。
じゃーどうしたらいいのか?
( Ja-, Doushitara-iinoka ?)
答えは簡単、
池の水は凍りますが、
川の水はよっぽどじゃなければ凍りませんよね?
流れる水は凍らない、
乾いた氷は滑らない!
水道から水をツーーーっと出しておけば、
水道管の凍結を予防できます。
水がもったいない?
確かにそうです。
ですが、微々たる水道代をケチって水道管が破裂したら、
ケチった分以上の水道代と緊急の水道工事代が発生しますので、
どっちがお得かは火を見るよりも明らかです。
水道工事は緊急性を要するので、
の対応となります。
当社が手いっぱいの場合、
他の業者さんを紹介させていただきますので、
慌てずにご連絡ください。
元栓を閉めるとトイレも使えなくなりますが、
今以上の漏水は防げます。
「凍結予防はお水をツー」で覚えましょう^^
お読みいただき、
ありがとうございますm(__)m
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