給水装置工事主任技術者常駐
2016.06.17 更新
こんにちは!
とうとう梅雨入りしましたね!
この季節は傘が必需品・・・らしいですが、
施工スタッフ赤城隆史は、
ほとんど傘を差しません。
ぼんちゃんとお出かけしたり、
お客さんとお話しする時くらいしか差しません。
それはなぜか?
水は地球の命だからです。
ちなみに釣りはほとんどしません。
冗談はさておき、
本日はリヒテンシュタイン公国が誇る、
最高品質のハンマードリル、
「HILTI(ヒルティ) TE-22」
のグリスの補充方法について書いてみようと思います。
正式な部材を使っているわけではありませんので、
壊れても責任持ちませんよ~^^
壊れたことはありませんが。
まずは噂の「HILTI TE-22」の写真です。
年季入りすぎだろ(笑)
なんせ20年以上も前のマシンですからね。
修羅場をくぐりまくってきたからこその汚れです。
汚れというよりも、
もはや「アート」です!
ハンマードリルのハンマーを動かす部分というのは、
かなり動きます。
金属部品が使われてるのですが、
擦れあって摩耗します。
グリスがあるからこそ擦れあってもダメージが少なく済みますが、
グリスが無いのに動かすと、
金属が擦れあって摩耗してしまうので、
早い段階で本体の寿命を迎えることとなります。
ヒルティのハンマードリルは、
本体価格が20万円以上します。
ちょこっと壊れても、
本体価格から部品代を割り出すので、
ちょこっとした修理でもウン万円かかる場合もあります。
「本体も修理代も高い!」
と思った方、
それは違います。
はっきり言って、
違います。
確かに価格だけで見ると高いかもしれません。
けど、
仮に20万円としても、
20年以上使えれば一年間あたり1万円を切ります。
それに、
ホームセンターで売ってるような安っすいものを使うと、
構成されている部品点数も質も違うため、
ちょっと無理しただけで、
ブッコワレマス。
それに比べてモノホンの電動工具は、
部品点数も質も安さを追求しているわけではないので、
120%以上の性能と耐久性を兼ね備えているんですよ、ほんとに。
体重84kgの施工スタッフが、
まだ使い方になれていない頃、
体重をかけて全力で押し付けて使ていましたが、
全く問題なく今も使えてます。
本当は押し付けて使うものではありません・・・。
押し付けるんじゃなくて、
軽く押す感じです。
ご興味のある方は、
作業中にお声をおかけください。
使い方をレクチャーしますので、
実際に穴を一発あけていただきます^^
※万が一やらかしても、
その場でリカバリーしますのでご安心ください。
さて、
こちらがグリスを注入する必要がある、
可動部のフタです。
2本のネジを、
プラスのドライバーを使って左に回して外します。
外したら、
いよいよ可動部にぶち込むグリスの登場です!
そうです!
これがかの有名な絵本、
「はらぺこあおむし」
のモデルになったといわれる、
リチウムグリスです。
(言われてません!)
この赤いあおむし(!?)には、
「リチウムグリス」
というものが充填されて(入って)います。
サラサラなオイルの粘度が増したものに、
必要なものを添加したものがグリスです。
なかなかアブラギッシュなので、
ニトリル手袋をして作業するといいでしょう。
なかなか重宝します。
工具をいじくるのが趣味なかたは、
1箱もっていると役に立ちます。
そして、
先ほどのフタをあけ、
中身を出してみた写真がこちらです。
ご覧の通り、
真っ黒です。
本来であれば床に敷いてあるダンボールと同じくらいの色ですが、
金属同士が擦れた削りカスが混じり、
真っ黒になってしまうんですねー。
グリスが無かったら、
なんらかの重大なトラブルが起こっていたことでshow。
こんな感じで、
ドロドロした真っ黒いものが、
中からだいぶ出てきました。
こちらは先ほど外した、
フタの裏の写真です。
新しいグリスを、
こんなドロドロの部分に入れるのは好きじゃないので、
滑りをよくする潤滑油をスプレーし、
中を掃除します。
有名なスプレー55〇6でもいいんですが、
以前別のスプレーを使って不具合が出た時に電話をしたところ、
「そんな症状は今まで聞いたことがありません。(ガチャ!)」
と、まさかのガチャ切りを喰らいました。
そんな症状は今まで聞いたことないって、
そういう症状をヒアリングして行くのがメーカーの仕事なんじゃないの?
クレームじゃなくて質問しただけなんですけどね。
その一件以来、
潤滑油関係は安くても高くても、
100%他社製品を選ぶことにしています。
気づいた事。
他社製品でも十分どころか、
スプレーの吹き出しも性能も変わらないかそれ以上だったということ。
ということで、
潤滑油スプレーで内部洗浄を行います。
すっかりキレイになったので、
お次はお待ちかねのリチウムグリスを注入します!
分量はわかりません^^
少ないよりも多いほうがいいと判断し、
毎回スリキリ一杯入れてフタをします。
そのあとはグリスでヌルヌルになっているので、
オレンジオイルの洗剤
「スーパーオレンジ」
を吹きかけてからトイレットペーパーで拭き取ります。
もう、
ピッカピカです!
磨き終わった写真を撮り忘れましたので、
初めの写真を再度貼り付けます。
最後にフタを元に戻して完成です!
道具は重要です。
道具を雑に扱ってはいけません。
なぜなら道具は、
身体の一部だからです。
できるところは積極的にメンテナンスすることをお勧めします。
お読みいただき、ありがとうございます。