給水装置工事主任技術者常駐
2015.10.06 更新
川崎市宮前区東有馬の県営団地にお住まいのお客様より、
CF式風呂釜(内釜)から壁掛け給湯器(外釜)110cm浴槽への
リフォーム・お取り替え工事のご依頼を頂きました!
ありがとうございます。
こちらのお客様は、
浴槽が高くてまたぐのが大変になってきたとのことで、
低い浴槽への交換をご希望されていました。
しかし、
ポリエック製の安くて低い浴槽って、
無いんですよ・・・。
そのため、
お客様自ら探し出していただいたステンレス製の浴槽も、
仕入れ値自体がとんでもない価格でした。
壁から壁までで一番狭いところで、
なんと98.5cm・・・。
「 なんとかなりませんか!? 」
と強いご要望にできる限りお応えしたいのが、
お湯まわり.comなのです。
ということで、
98.5cmの幅のところに、
110.0cm幅のポリエック浴槽を収めることにしました^^
まずはこちらをご覧ください。
CF式風呂釜と80cm幅のステンレス浴槽のセットです。
正面からの写真です。
CF釜でさえ斜めになってしまうような設置状況のところへ、
はたして110cm浴槽(通称1100浴槽)を収めることができるのでしょうか?
それでは作業を開始いたします。
先ずは機器の撤去ですが、
その前に外作業からどうぞ。
こちらが設置前の外の状況です。
設置を予定していたところに、
「 気配る頑張るライフバル 」さんが、
あろうことかガス栓を増設していってくれたため、
急きょ設置場所を窓の真横の壁に変更することとなりました。
給湯器の設置後の写真がこちらです。
窓の真横に取り付けると、
排気ガスが室内へ流入する恐れがあるので、
距離を取らなくてはなりません。
その距離を
「 離隔距離 」
と呼びます。
離隔距離を確保するため、
「 側方排気アダプター 」
を取り付け、
外側に排気ガスが出ていくように誘導します。
当初設置する予定だった場所へは、
給湯器および洗濯機に使用する屋外用コンセントを増設しました。
電気工事士の資格のない方が行うと、
火災が発生する恐れがありますので、
絶対にやっちゃダメですよー。
さて、
お待ちかねの室内での作業に移りたいと思います。
こちらが風呂釜と浴槽を撤去したあとの写真です。
いやー、すっきりしますね!
人によっては壁掛け給湯器と水栓金具だけ設置して、
シャワー室として使いたいという方もいらっしゃるかもしれませんね^^
そして、
またまたお待ちかねの110cm浴槽(通称1100浴槽)
を運び込みます!
浴室に搬入したところ、
こんな状態になってしまいました・・・。
おー!
大きすぎるよ!!
向きを変えることすらできないよ・・・。
ということで、
浴槽を壁から壁までの幅に合わせて、
パイプソーでギコギコと切断していきます。
一つ前の記事でも書きましたが、
動きはもちろん
「そんなの関係ねぇ!そんなの関係ねぇ!」
です。
様々な試行錯誤の結果、
ようやくピッタリ収まりました^^
その様子がこちらです。
強度を保てる限界まで切ってみました^^
浴槽を壁に金具で固定してあるので、
手をついても浴槽が倒れてしまう、
なんてことはありません。
空っぽの状態でむちゃくちゃ揺らせば壊れてしまうこともあるとは思いますが、
それは壊れたじゃなくて
「 壊した 」
という扱いになるので、
もはや何も言うことはございません。
リモコンはスペースの関係で、
奥に設置いたしました。
横からの写真です。
今回もなかなか気持ちのいい施工ができました!
幅が98.5cmの浴室へ110cm浴槽を収めるようなことをするのは、
日本中探しても当社だけでしょうね(笑)
この工事の利点は、
・110cm浴槽にすることで、低い浴槽を得られること。
・110cm浴槽を加工して設置することにより、
浴槽の内側の広さを110cm浴槽の分だけ確保できる。
この二点です。
これって、
地味に大きな利点です。
ご希望の方は、
詳しくは当社までお問い合わせください。
なお、
CF式が設置可能な団地でも、
ベランダ側にお風呂場が設置されていない住戸では工事できませんので、
ご了承願います。
※都営住宅の場合は、
・ガス栓を増設してもよいか?
・外釜に変更してもよいか?
を事前にご確認いただきますよう、
お願い申し上げます。
この度は当社にご依頼いただき、
本当にありがとうございます!