給水装置工事主任技術者常駐
2015.11.06 更新
こんにちは!
小学1年生の時、
学校内でアオダイショウに咬まれた者です!
先日、
節水型トイレへのお取り替えをご希望のお客さんのお宅へ、
見積もりに行ってきました。
先に見積もりに来た業者は、
・水栓金具×2か所
・節水型トイレ
・乾燥機能付き温水便座
で税抜き26万円ほどの金額を提示していったとのこと。
安くならないかとのことでご相談いただきました。
そこで私はこんな質問をしました。
「 なぜ、トイレを替えようと考えたのですか? 」
すると、
「 便器の下から水が漏れるから。 」
とのことです。
「 それであれば水漏れを直せばいいのでは? 」
しかし、
そのリフォーム業者は、
節水型のトイレをガンガン押していたとのこと。
「 節水型トイレのデメリットはお聞きになりましたか? 」
と尋ねたところ、
「 節約できる 」
というメリットしか聞かされていないとのこと。
なので、
以下のデメリットを説明させていただきました。
・節水型トイレは節水型トイレに合った配管がされていない場合、
頻繁につまりが発生すること。
・一階にトイレがあるならまだしも、二階にあるトイレを交換すると、
配管がその分だけ長くなるので、つまる確率が格段に上がるということ。
・節水型トイレに取り替えた場合、便器代の元を取る以前に、
つまりの修理依頼の回数と費用が格段に増えること。
・最終的には、水漏れの原因を取り除く金額の、
数十倍の費用が掛かってしまうということ。
以上を説明したところ、
水漏れの修理にて対処させていただくことに決まりました。
はっきりいって、
・タンク内部の部品交換
・タンクと便器の継ぎ目の部品交換
・床と便器の継ぎ目の部品交換
を行うよりも、
トイレを丸ごと交換したほうがはるかに楽です。
しかし、
自分が楽でもその分お客さんが負担することになりますので、
そんなことはフェアではありません。
ということで、
同じメニューでトイレ交換をトイレの修理に変更すると、
当社では10万円ほどお安く工事できます。
浮いたお金でお孫さんが喜ぶプレゼントなどを差し上げてください。
ということで、
「 節水 」
で得られる小さな利益の裏に隠された、
大きな出費に気づいていただきたく思い、
この記事を書いてみました。
オリエンタルラジオさんのネタで
「5時間歩き電車賃浮かす、その分バイトをしたほうがいい、
武勇伝武勇伝、武勇デンデンデデンデン!」
とありますが、
まさにこういうことなのです。
解釈はお任せします^^
※新築当時から節水型トイレが設置されており、
なおかつ詰まりの経験が全くないお宅であれば、
交換しても問題ない 「 と思います。 」
お読みいただき、
ありがとうございます!