給水装置工事主任技術者常駐
2015.05.20 更新
横浜市金沢区Y様より、排水管高圧洗浄のご依頼をいただきました。
キッチンで水を流すと排水口への水の流れが悪く、
シンクに水がたまってしまうとのこと。
現地調査の結果、キッチンからの排水管の横引きが目測10メートル以上はあり、
床下収納庫から潜ると、排水管の勾配がほとんどありません。
早速高圧洗浄機での貫通を試みました。が!
外のマスから3メートルあたりの部分で、ホース先端のスネークノズルが入っていきません。
ぶちあたるその感触はまるでネズミのようでした。
まさかと思い、キッチンの排水口から業務用ワイヤーを通しました。が!
こちらからも3メートルくらいのところで止まります。
もしネズミだとしたら
「10メートル-(3メートル+3メートル)=4メートル」
4メートルのネズミが潜んでいることになります。
そんなわけはないので、脂が硬化して経路を塞いでいる事がわかります。
熱湯は排水管にはあまりよくないのですが、
この際しかたないので鍋2つにだいたい80℃程度になるようにお湯を沸かしていただきました。
その湯をザバザバ流し、硬化している脂が少し柔らかくなったところで作業再開。
先ほどよりはやわらかいですが、貫通はしません。そこで、
給湯温度を最高の60℃設定にし、シンクが溢れない程度にお湯を出し続けました。
その結果、ノズルがスルッと入っていきましたので、ようやくまともな作業を開始です。
ノズルが進むとジェット水流で壊された脂の塊がボロボロと出てきます。
ですが、そこは長年かけて堆積した脂。
ジェット水流をもってしても、ノズルがミリ単位でしか入っていかないほどの強敵です。
根気良く行っていくと、ノズルがスルッと貫通しました。
そこを重点的に押したり引いたりをくりかえしたところ、
まるで「黄色いカツオブシ」のような脂のかたまりが、
「大丈夫か!?」
っていうほどゴロゴロゴロと出てきました。
徹底的に洗浄を行い、最後には無事貫通しました。
作業時間は2時間以上でした。
作業後、お客様より冷たく冷やした紅茶をいただきました。
水槽にとてもキレイな魚がおりましたので聞いてみると、
海の魚とのこと。
海水での飼育は非常に難しいと昔から聞いていたので、
とても興味深かったので、色々とご教示いただきました。
どうもありがとうございました。
何かお困りごとがございましたら、またご連絡いただけたら幸いです。