給水装置工事主任技術者常駐
それは「水没」です。排水不良による水没といわれ、保証期間内でもメーカー保証修理の対象外です。なぜなら、故障ではなく、「水に浸して壊した」という扱いになるからです。屋内設置の機器をご使用の際には、必要以上に排水に気を使われることをオススメします。戸建てや平屋、建物の一階部分なら「あ~あ」で済む話ですが、これが2階3階と上がっていくと、冠水により階下への漏水事故につながってしまいます。家財が濡れてテレビや仕事のパソコンが壊れてデータが飛んだ、などがあった場合、壁紙、天井の修理も含めて多大な損害賠償請求がくることもしばしばです。そのための保険に入るのも必要ですが、排水に気を使っていれば防げることですので、習慣にしてちょくちょく掃除するようになさってください。
浴槽(湯船・風呂桶)の中にある追い焚きをしたときに熱いお湯が出てくる、アミの付いた丸い出っ張った部品は見えますか? それを「循環金具や循環アダプター」と呼びますが、そこのアミ(フィルター)が汚れで詰まっていると変な音がなることがあります。その場合は歯ブラシで向こう側が透けて見えるくらいキレイに磨けば9割直ります。
それでも直らない場合は、追い焚き配管が折れ曲がっているか、循環金具のフィルターを外して使用していたか、湯に混ぜるとトロトロと粘度の出る入浴剤を使用して追い焚きをかけるなどしてしまったか、あるいは粘度が無くても長年入浴剤を使い続けたことが原因の可能性が高いです。追い焚き配管の折れ曲がりであれば一瞬で直りますが、ノーフィルターや入浴剤の場合はやっかいです。機器内部には直径5mmほどの細い銅管が巻かれている熱交換器という部品があります。細い銅管の曲がりの部分に髪の毛やゴミなどが詰まった場合、取り出すことは困難です。入浴剤の場合ですが、使った次の日の浴槽の底って、ヌルヌルしてますよね? その状態で沸かしなおしをなんども行うと、そのヌルヌルが熱交換器内部に吸い込まれます。熱交換器は火で熱されて高温になるので、ヌルヌルとともに流れて来た成分が、細い配管内部に徐々に堆積していきます。それはまるで血管にへばりついたコレステロールのような状態です。ゴミや配管の閉塞によって、配管内部の流量が減り同じ火力で熱されているため、機器内部で早い段階で沸騰してしまいます。沸騰したときに出る気泡の音が「追い焚き時に、給湯器・風呂釜から唸る(うめき声?)ような異音」の正体なのです。気になるのであれば熱交換器交換で2~6万円を修理業者にお支払の上、丁寧に修理してもらってください。ただ、爆発するとかガス漏れするといったレベルのものではありませんので、気にしなければそれはそれでいい類のものです。
瞬間湯沸かし器であれば6~8年、ガス給湯器・風呂釜であれば10年前後といわれております。施工スタッフの赤城 隆史は長年に渡り給湯器の修理や開発の現場に携わってきましたので、機器の構造の「裏の裏(表?)」まで知り尽くしております。新品の機器と10年使用した機器では、バーナーや熱交換器といった、火をつけてお湯を作る部品の様子がぜんぜん違います。おおまかですが、ガスは燃やすと「水」と「二酸化炭素」と「少々のスス」に分かれます。機器本体の電源を入れずにお湯側で水をだすことを続けていると、熱交換器に結露水が付着してしまいます。結露水が付着した部分に「少々のスス」が付くという悪循環を繰り返しているため、バーナーを開けたときに真っ黒クロス「K」状のススがザーっと出てきます。それらのススが燃焼室に堆積し給排気不全を引き起こしてしまうため、だいたい10年で寿命を迎えることが多いです。サランラップの筒を使って呼吸をしているときに、手で8割ほど塞ぐと息苦しくなりますよね? 給湯器や風呂釜も同じことなんです。
一般財団法人ベターリビングが優良住宅部品として認定したものです。
21世紀のスタンダードとなるよう開発した新しいお湯ライフを創造する高品質な給湯器のことです。
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